小説パパ スピンオフ企画第2弾 穂乃花

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俺の一人娘である穂乃花は現在、中学3年生である。普通の娘さんと同様に原宿で服を買ってきているのだが、これが俺の経営している人気店プリンマッカチーノのモノばかりなのだ。9月からは通訳として週に1度バイトをさせるつもりであるが、これは本人に大人の階段を上らせるためである。自分の好きな洋服屋でお友達と交互にバイトできるのだ。本人は店長とも親しくなり、もうスタッフの1員のつもりでいる。

同世代の女の子との典型的な違いはおばぁちゃんの影響で昔の高倉健さんの大ファンなので、話し言葉が映画のセリフのまんまなのだ。私があっしなのだ。相当感化されているのである。その事を俺は心配しているのだが、バカな子供言葉を話すよりはずっと良いので、俺はほったらかしている。大人に慣れば、何を話すべきかは判るだろうと思っているからだ。

大親友の果林ちゃんが帰国子女で日本に帰って来た4年生の時に苦労していた。俺は東大の留学生をバイトに雇い、週に1度、3時間の勉強時間を与えた。俺もそうだったのでこのプランには大賛成で、どうせ英語を学ぶのだ、セットでフランス語も覚えてしまった方がよい。代わりに果林ちゃんには日本の文化やアニメを教えた。果林ちゃんの当初の日本語は接続詞がめちゃめちゃでタメ語が多かった。これをおばぁちゃんが修正したのだが、教師であったドミニクの存在も無視できない。4年の滞在期間が終わる時に二人が18歳になったら必ずお前のウチを尋ねるからなと固い約束をして、成田空港で解れたのだ。

穂乃花は毎食コップに1杯の晩酌をする。これは親としてはイケないのだろうがお店屋さんに入っても俺のビールを飲んじまうのだ。なら最初から穂乃花の分を取ってしまえば良い。毎週行くカフェではスムージーを1ッパイ余計に頼んで、それで済ましている。後は個室の利用でこれを隠しているのだが、そもそも俺も16で親父が死んだ翌日からビールとタバコは出て来ていたので俺に叱る権利はない。叱る気も無い。

今回のバイトで、大人としてどんな成長を見せてくれるのかを俺は楽しみにしている。プリンマッカチーノの店長は努力とガッツで原宿の人気店にした。若いが気合の入り方が違うのだ。こんな娘はそうそうと原宿にはいない。だから連日満員なのだ。その店長を含めるスタッフと大人として接する。進学は大学迄エスカレーター式に出来る。出来る大人と接して本人を高める。男親に出来る事はこれ位でないの。教育方針は俺が決める。それは俺が家長だからだ。

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