パウダースノーの街ニセコ

文化
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ニセコの街がすごい事になっている。そもそもこのニセコの街は知ってはいても行くには遠い場所にあり、温泉もあるのだが、スキー客以外に集客が出来ない只のスキーの街だったのだ。

そこに1990年代に一人のオーストラリア人が移住した。この人の名前は知らないがテレビでドキュメント番組で観たのだ。この人が言うにはここのパウダースノーは素晴らしい。毎日さらさらとしていてスキーヤーにはわざわざ来る価値があると番組内で言っていた。今でも覚えている雪の質を熱く語るなぞ、純東京人の俺にとっては無いから、雪は迷惑でしかない。

時代はネットに向かい情報の発信者がオーストラリア人でニセコの雪は最高だよ、との情報が世界中に蔓延する。そこいらで同時多発テロが起きていたので、北米に行こうかと思っていたスキーヤーやスノーボーダーがこちらに向いてきた。

彼は夏のアクテビティも考案したのか紹介したのかは知らないが、夏には登山、トレッキング、サイクリング、カヌー、ゴルフ、乗馬、釣り、気球などのアウトドアスポーツが楽しめるよ!と紹介したのだろう。

ニセコの街の開発が進むようになる。及び腰の日本企業ではなく、オーストラリア出資で彼らの望むマンションやコンドミニアムを次々と建設、香港やマレーシアの華僑の出資も増えだした。バカ高い料金の宿泊施設が続々と建っていくのだが、俺も昨日調べてみても、何処も年内は満杯である。毎年地価が上がり続けているにもかかわらず、この建設ラッシュは落ちてはいない。もっとキャパがいると外資は判断したのだろう。政府発表の来訪者の数からすると、ざっくり見積もって、8%以上の来訪者がニセコに行くことになる。これはでかい数字なのだ。

自国でスキーが出来るのに何でわざわざニセコに来るのかといえば、その原因がパウダースノーが毎日降るニセコの方が魅力的なそうで、その満足感が良いらしい。

またマレーシアとかのセレブの子供は雪が観たいとかスノボーをしてみたいとか言い出すそうで、向こうのセレブはめっこりと金があるので彼らの望みのスタイルの街になった。

又ホテル側もビギナーのセミナーを用意しており、これによって初日から滑れるようになっていく。すると面白いので又来るという連鎖が起きる。

そうやって僅か20年でたった一人のオーストラリア人の情熱は形になった。

俺も一応日本語で日本人向けに判る様に書いてはいるが、こういったことがあるからこそ、世界人に向けて発信した方が面白いと思うのだ。

 

柴田満月

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